【実録】東京から北海道まで自転車で行ってみた|ハチクロに憧れた東大卒の自転車旅

どうも、東大卒恋愛コンサルタントのAPPLIです。
プロフィールに「自転車で東京から北海道まで行ったことがある」と書いていますが、今回はその旅の記録です。
2018年の夏、東京から北海道までチャリで走りました。
4日目までは、当時、旅をしながら書いていた別ブログに書いた記事をほぼそのまま載せています。
そのため、口調がいつものAPPLIっぽくないですが、そこはご愛嬌。
ただ、4日目は本当に地獄を見て死にかけたので、ぜひ目次からジャンプしてそこだけでも読んでみてください。
5日目から先は、写真を見返しながら振り返りました。
- 1. 1日目:ムサビから新宿、森下へ(51.6km)
- 2. 2日目:森下から茨城県土浦市へ(70.69km)
- 3. 3日目:土浦から磯原へ(約100km)
- 4. 4日目:磯原から川内村へ(恐怖の山越え)
- 5. 5日目:雨の中、福島から宮城へ(149km)
- 6. 6日目:日本三景・松島へ
- 7. 7日目:岩手県・花巻温泉へ
- 8. 8日目:国道4号を北へ。東京から600km
- 9. 青森県に入り、太平洋沿いを北上(98.7km)
- 10. 本州最北端・大間崎へ(94.3km)
- 11. フェリーで津軽海峡を渡り、北海道へ
- 12. 北海道1日目:函館から噴火湾沿いを北へ(117.7km)
- 13. 北海道2日目:日本海側から小樽方面へ(112.2km)
- 14. そして、札幌ゴール!
- 15. 旅を終えて
- 16. 恋愛は勉強さえすれば誰でもできます
1日目:ムサビから新宿、森下へ(51.6km)
高校時代に『ハチミツとクローバー』を読んで以来、ずっとチャリで北海道まで行きたいと思っていた。
そんなわけで今回は東京から北海道までチャリで行くことにした笑

寝ずに歩けば9日くらい。普通に寝てチャリで行けば同じくらいだろう。
いざ行軍開始

この日は19:30から新宿で友人と飲む予定があったので出発したのは16時くらい
しかし漕ぎ始めて30分。汗ダラダラである💦
もともとは昼間に出発する予定だったから危ない危ない


もともと持っていた1リットルの水じゃ全然足りないので途中で我らが西友に寄り、1.5リットルのポカリを買い足す

カロリー摂取のためにこの前台湾で買ってきたパイナップルケーキを一つ食す

これは元チャリ部の友達に聞いたのだが、自転車は想像以上にカロリーを消費するらしい。
ハンガーノック現象にかかってしまうとマジで動けなくなるのでこまめなカロリー摂取が命を守ることになる。
そして西友を後にして漕ぐこと30分ほど。最初の目的地に着く。

そう、武蔵野美術大学である。
あのはちみつとクローバーの舞台となった場所だ。
主人公の竹本くんはここからスタートした。
というわけで、いよいよここから旅が始まるのだ

(少し道に迷ってしまったのはここだけの話)

ここからは地図などは見ず道路標識を頼りに新宿を目指す。
いたるところに道路標識があるのを見ると日本のインフラってすげえ整備されてるよなとつくづく思う。

横にかけるためのフックが外れそうで怖い。
歩道と車道の段差を乗り越えるたびに不安で後ろを見ないと行けないので結構なタイムロスである



とはいえ、言ってても始まらないのでとにかく漕ぎ続けていると新宿まで残り16kmの案内が!
時刻は18:17
平均時速が17.6キロなので、残り1時間ほどで着く計算だ。
なんとか待ち合わせに間に合いそうで一安心である。

途中で荻窪を抜け、、、


ついに新宿まで到着!
ここまでの走行距離は42キロ。
このクソ暑い真夏に初心者&初日にしてはよく頑張ったと自分で自分を褒めてやりたい(笑)
というわけで友人たちと合流して乾杯!

牛タンとキムチの塩分が体に沁みた。いや、本当に。
他の人よりもものすごく塩辛く感じたのだ。
それは体が塩分を欲していたからであろう。
足りないものがあると味覚はその物質に鋭敏になるそうだ。
さて、楽しいひと時を過ごしてクールダウン&塩分補給が済んだので今日は森下までもう一走りする。
さっきの友人の家に泊めてもらうためだ。

途中で市ヶ谷を通る。
市ヶ谷は大学時代に2年ほど付き合っていた元カノが住んでいた場所である。
自転車でも何度か行ったことがあったので、つい懐かしくなって家の前まで行ってしまった。
もうそこには住んでないのはわかってるが、なんとなく行ってみたくなったのだ。(ていうか住んでたらストーカーかw)
せっかくアホみたいな企画をやってるんだから直感に従ってみようと思った次第だ。
まぁ色々と思い出したり、今頃あの子どうしてるかなー?と思ったりしたが、もう今さらどうすることもない。
未練があるわけでもない。
ただ、懐かしい思い出たちに哀愁を感じながら市ヶ谷を後にする。
うん、なんだか詩人っぽいな(笑)


新宿から10キロほど走って友人宅に到着。寝転がっているセクシーな姿の男性が友人であるw
総走行距離は51.6キロメートル。
消費カロリーは983
これって多いのか少ないのかよくわからんが、まぁ最初にしては頑張った方だろう。
というわけで明日からは徐々に距離を伸ばしていこうと思う。
2日目:森下から茨城県土浦市へ(70.69km)
昨日は友人宅に泊めてもらい、今日は10:30くらいからスタート。
もっと早く出るつもりだったが、色々話したり、朝ごはんをご馳走したりしてもらってるうちに遅くなってしまった。
いや、本当に有難い。
今日は国道6号線を通って茨城方面に行く予定だ。
もともとは栃木を抜ける予定だったが、茨城は行ったことがなかったのとそっちの方が高低差が少ないだろうという友人の助言により進路変更。

ちょっと走らせるとすぐにスカイツリーが見えてきた。
まだまだ東京都内である。


荒川を渡りしばらく行ったところで荷台の荷物が落ちかける

100均で買ったゴム紐なのでもう緩くなってしまったのだろうか。
ちなみに今日これで3回目である。
これじゃあなかなか進まないし仕方ないのでバックパックは背負うことにした。
心なしか車体が軽くなった分こぐのがラクになった気がする
まぁその代わり背中は汗でビッショリになる未来しか見えないが苦笑

水戸街道の文字発見。まだまだ先とはいえ目的地の文字が目に入ると妙に安心する。
それは方向が間違っていないことから来る安心感と少しでも目的地に近づいていることによる安堵感のせいだろう。


途中で100均に寄り、荷物を縛るための紐とS字フックを買い直す
フックの方は小さめのやつを買うことでバッチリ締まりが良くなった
さっきまではガバガバだったからな(変な意味ではありません)
これで段差のたびにイチイチ後ろを心配しないで済む。
これは精神的にも時間的にも想像以上に大きなメリットだ。

柏、松戸の文字が。ようやく千葉である。まだまだ先は長い。

ちょうどお昼時だったので見つけたジョリーパスタに入る。
ていうかジョリーパスタって初めて聞いた(笑)


時刻は12:36
走行距離11キロ。平均時速は16.7と下がってしまったがトラブルが色々あったので仕方ない。


この最も暑い時間帯をこの店で過ごすことにした。この記事もここまではこの店で書いている。
そしてブログなどもろもろの更新を済ませ15時30分くらいからまた出発


江戸川を超えて・・・

千葉県に突入!

松戸といえば大学時代に何度か「おはようテニスクラブ」に行ったことがある。
その名の通り早朝からテニスができる数少ないコートだ。


荷台と後輪近くのボルトが緩んでいたのでサイクルベースあさひさんで直してもらうことに。ものの1分で終わった。
さすが、チャリ屋で唯一上場した企業だけある。
いや、関係ないか(笑)


またさらに走りまくってるうちにコンビニを見つけたので行動食をとる。
この辺から少しずつアップダウンが激しくなってきて足の付け根がガクガク言い出したので休憩も兼ねているw

で、最終的に急な上り坂を漕いで登る体力がなくなったので押して登っていると天満宮が。
せっかくなのでお参りしといたが、お墓でいえば無縁仏みたいな感じで可哀想だった。
これを見ている地元の皆さんはなんとかしてあげてください。

さらにチャリを突っ走らせていると日本らしい田園風景に出会った。
上の写真はなんとなく癒された一枚だ。

水戸まで73キロ、、、
さすがに今日中に水戸まで行くのは時間的にも体力的にもムリ。
そこで土浦を目指すことに。


とか言ってるうちに利根川に。
こ、これが日本一デッカい川かー!!!!!←ボキャ貧w
ちょっとだけ元気になる

そしてついに茨城県に突入!

まさか1日で2つの県境を越えるとは思わなかったので感動!疲れも少しだけ吹っ飛んだ。
しかし、いよいよ日もくれてきた。


そして、牛久市。東京から50キロ地点にてカロリーメイトを摂取。
時刻は19時を回りお腹も空いてきたが、土浦まではあと14キロ。
今日の平均時速ならあと1時間でつく計算だ。
なので頑張ってつっぱしることにした。
しかし、ここまでくると流石に疲れがやばい。。。
少し頭もボーッとしてきた。マジでヤベェw
そんなこんなで宿探しを始めるも国道沿いにはなかなか宿はない。
しかもよそ見してたせいで歩道の段差に気づかずクラッシュしてしまった(^◇^;)
これにはちょービックリw
まぁ大きなケガがなくて本当に良かった。倒れ方とタイミング次第では車にひかれてもおかしくないからね。
そう考えると車道をメインに走ったほうがいいかもしれない。
段差のたびに荷物がズレたり、減速したりしなくて済むからだ。
また国道も高速道路みたいに左に降りるための側道がちょくちょくあるのだが、国道を降りてしまうと余計なアップダウンが増えてしまう。
側道に降りてしまうと、また登らなければならない。
それよりも本線を走ったほうが基本的に傾斜が緩やかなのである。
しかし、まだこの自転車に慣れない僕は毎回のように側道に行っていたために余計な体力を消耗してしまったのだ。

いろいろとトラブルやハプニングにも見舞われたが、ついに土浦市に到着。時刻はだいたい20時くらいだったろうか。

そこからさらに1時間ほど走り、土浦駅へ。

ビジネスホテルを見つけたので電話で問い合わせ、今日はここに泊まることに。
お値段7000円。朝食付き。金曜日であることを考えればまあまあだ。

平均時速は14.5km
かなり速度が落ちてしまったが、それは先程の消耗によるところが大きい。

本日の走行距離は70.69km
消費カロリーは1289kcal
総走行距離120km

この天国屋という店で体にガソリンを補給することに。

まさに昇天しそうな気分だww

茨城県っぽいものということで、れんこんのはさみ揚げ。

手羽餃子

2杯めのガソリンとしめ鯖。〆鯖の塩分が体にしみた。

ふと腕を見てみるとこんな感じに。
僕の腕がナチュラル塩田になっとるやんけ!!(絵がひどいけどww)

誰もいなかったので特別に撮影。
最後に温泉に入って疲れを取る。1日中体がホットだったので、あまり長湯できなかったが。。。


これ、露天風呂・・・なのか?w
露天って天が見えるって意味だよな、、、ま、この立地じゃしょうがないとは思うけど、これは詐欺w
そんなこんなでいろいろあった1日でしたが、なんとかベッドのある部屋で眠りにつくことができましたとさ。
めでたしめでたし
3日目:土浦から磯原へ(約100km)
この日はなぜか朝5時に火災報知器が鳴って叩き起こされた。
もちろん、華麗に二度寝した(笑)
こういうハプニングも旅の醍醐味だと思えば悪くない。
まあ、二度寝できたからこそ言える言葉だが
もし二度寝できなかったら一日中テンションが低かっただろう

朝食のバイキング。やっぱり水戸納豆は外せない。味は普通だったけどw

そして、なぜか東京のB級グルメ黒焼きそば。普通にうまかった。

今回はバックパックが落ちないように昨日買ったヒモを2本とも使う。
これが功を奏し、この日はバックパックがずれ落ちることはなく、非常に安定した心持ちでライドができた。


6号線の側道。朝は影があるのでこういう側道がずっと続くなら走り続けたいものだ。
まあ、実際はすぐに登り坂になり、本線に合流しなければならなかったが・・・

仙台まで285kmってクソ遠いw

側道から本線を撮った図。
やはり昨日の仮説は正しく、多少危なくても側道よりも本線を通ったほうがアップダウンが少ない。
体力を温存するためにも今日はなるべく6号線本線を走ろうと思う。

あまりにも暑すぎたのでコンビ二で凍ったお茶を買い(凍ってるのはまじでありがたい)
エネルギーも補給。
コンビニでクールダウンしようと思ったが、そもそもコンビニ自体があまりクールじゃなかったので早々に後にする(笑)

バックパックは安定していたのだが、たびたび横にかけてる寝袋と手提げ袋がタイヤに巻き込まれるのに頭を悩まされていた。
そこでS字フックをサドルの近くにつけて、寝袋をこんなふうに横向きにつけた。
うん、なんていうか見た目も前よりぽいね。うん、ぽいよ。
これで寝袋も安定。まあ、それでもたまに手提げ袋が巻き込まれたが。。。

4時間ほど走っただろうか。水戸市にようやくたどり着いた。

県庁所在地ってだけでなぜかテンションが上がるw
またこの辺から風が少し冷たくなってきた。
北に来たからなのか、アスファルトよりも自然が多いからなのかはわからないが、北に行けば行くほど気温が下がることを祈りたい。

ちなみに昨日バックパックが落ちかけたと言ったがこんな感じになるというわけだ


もう昼のいい時間なので夢庵に入って最も塩分が多そうなカツ丼セットを頼む。

時刻は13:52
朝出発したのが8:30頃なので、5時間も走ったのか〜
しかし、トラブルがあったり休憩したりしてたのでまだ50kmしか進んでない。
平均すると1時間10kmペース
ここからは気温も下がるし、もう50kmほど走りたいところだ。
というわけで、記事をここまで更新し、16時前にまた出発する。
手のひらが痛くなってきてたので原因を調べてもみたが、自転車に乗るときのフォームが原因らしい。なるほど意識してみよう。

せっかくなのでドリンクバーの氷をタオルに巻いてみた。
つ、冷たすぎるw
とてもじゃないが、首に押し付けることはできないのでティーシャツの上に少し乗せるスタイルで行ってみた。それでもまだ冷たい。
が、走り出してみるとあら不思議。ものの10分で冷たさを感じなくなった。
氷が溶けたからではない。
氷が首を冷やすスピードよりも体が熱くなるスピードのほうが速いだけだ。
これ、できれば朝〜昼の最も暑い時にやりたいな〜
ひとまずこの作戦は今後も使うとしよう。保冷剤持って来れば良かったな。。。

さすがにいわきまでは遠くて行けそうにないので高萩を目指すことに。
というか坂道が多くて心が折れたw
フォームを意識した分ペダルに力は伝わるようになり手のひらや腕への負担は減ったが、足への負担は増えたのだ。
でもまあ、おかげでいつも以上にスイスイ進んだのでやっぱりテニスにしろ野球にしろバイクにしろ基本のフォームって大事なんだなと改めて思った。
そして、この辺になると下り坂でテンションも下がる。
なぜなら人工的に作られた側道などの坂を除けば、下ったら必ず上らなければならないからだ。



で、心が折れて上り坂を歩いて登っていると神社が見えて来たのでお参りしていくことに。
ちょうど夕暮れ時でひぐらしが鳴いており、なんとも”いとをかし”って感じだったわ。
これで僕も聖徳太子みたいになれるだろうか?笑

高萩まで到着。時刻は19時40分

しかし、思った以上に暗いw
試しに5件くらい電話をかけてみるが、どのホテルも満室
土曜日だからだろうか?
仕方ないので磯原まで行くことにした。
少しでも前に進みたいのと、そこでもダメなら最悪いわきまで行けばいいと思ったからだ。


それで磯原に着いたものの想像してたより街がさびれているw
ダメ元でまた5件ほど電話してみるが、やはりどこも満室。
仕方ないので諦めていわきまで行くか〜。遠いなぁ。まぁ気温も下がってきたし行けなくはないなぁ。
とか考えて駅周辺をウロウロしていると、、、

ホテルエリアワンを発見。そういえば、この宿だけ電話が繋がらなかった。
そこでダメ元で凸してみる
僕「すいません、今日ってお部屋の空きはありますか?」
フロント「少々お待ちください、、、はい、セミダブルでよろしければ空いてますよ」
僕「‼️‼️」
セミダブルだったため8000円もしたが、背に腹は代えられない。
どうやらホテルのお姉さんに聞くところによると近くでロックジャパンフェスなるものをやっているらしい。
それでホテルがどこも満室だったのだ。
いやまさに奇跡。
飛び込んだかいがあった。

平均時速17km
フォームを意識した影響か、それなりにアップダウンのある道だったかなかなか順調なペースだ。

総走行距離は182km
今日だけで100kmは走った計算になる
かなり疲れたが、それでもまだ余力を残しているのでイイカンジだ。
とはいえ、膝まわりやら、太ももやら、左肩甲骨やらが痛い痛いw
これはいわきまで行くことになってたらヤバかったな。。。



夜はごちそうラーメン古潭。
げんこつラーメンに唐揚げ。そしてガソリンを頼む。
味はそれなりにうまかった。
ホテルに帰るともうぐったり。すぐに風呂に入って寝た。
また明日だな。。。
翌日に続く。
この日の振り返り
暑い日差しの中、登ったり下ったりを繰り返しているとふとこんな考えが湧いてきた。
人生もこれと一緒だなと。
人生も登ったり下ったりを繰り返して前に進む。後戻りはできない。
ツライ登り坂を登りきったら今度は下り坂になる。
けれど下り坂でどんなにスイスイと調子がよくても今後はまた必ず登り坂になる。
人生万事塞翁が馬とはよく言ったものだ。
どんな登り坂でも登らなければならない。ゆっくりでもいい。立ち止まってもいい。平坦な道を走るときもあるだろう。
人と競争しているわけではない。
目的地も人によって全然違う。
あくまでも自分のペースで自分の向いたい場所へ向かえばいい。
それがどんな道であろうと前に進むことに変わりはないのだから。
・・・はい、だいぶサブいことを書きましたが、人間ヒマだと哲学的なことを考えたりするよねってことで(笑)
4日目:磯原から川内村へ(恐怖の山越え)
朝、天気予報を見たら35度でゾッとした。
これはさっさと茨城抜けたほうがいいな。
とはいえさすがに疲れがたまってたのか9時台出発になってしまったのは誤算だ。

途中で海が見える。この辺はもう福島かな?
泳ぎたいけど、今はまだその時じゃない!

気づいたら福島県。
同時期に出発した友人が「福島は涼しい」って言ってたけど全然そんなことない34度w
しかもずっと山道で途中からコンビニもなく高校時代のラグビー部の思い出が蘇ってまいりました(笑)
もうあまりにも暑すぎて若干気分も悪くなったので川へダイブしてやろうかと思ったけど、傾斜が急すぎて降りられず断念。

木陰で休むこと30分、だいぶ回復したので一走りしていわきまで向かう。

途中の下り坂の歩道がガタガタすぎてバックパックがまたもや落ちかける。
タイヤとの摩擦で見るも無残な姿に。
やっぱり百均のヒモじゃダメだ。振動でゆるくなってしまう。
まあ、タイヤのほうが無事だったので良しとしよう。
体力が落ちてくるとつい歩道を選択しがちだが、やはり車道セオリーは守ったほうが良さそうだ。

いわき市内にあるイオン内のサイゼリヤにて昼休憩。

ここまでで223km

今日だけで言えばだいたい43kmほど走ったかな?
本当はもう少し走りたかったけど、暑すぎるのと登り坂がキツすぎるのとで後半はペースダウン。
こればかりは本当にどうしようもない。熱中症になって救急車で運ばれるわけにはいかんからね。
涼しくなる後半戦でペースを上げていこう。


せっかくイオンに来たのでいくつかアイテムを買い足す。
保冷剤は凍らせてタオルとともに首に巻く予定だ。

お、このヒモは頑丈そうだ。自転車・バイクコーナーにあるくらいだし期待できそうだ(^^)

というわけでこんな感じに。今までと比べてかなり安定した。伸縮性もあるから多少の揺れにも動じない。


大学時代、免許合宿でお世話になったタイヘイドライバーズスクールがたまたま道の途中にあったのでパシャリ。
横国のテニサー連中と飲んだのはいい思い出だ。
そしてここからはひたすらアップダウンの激しい道を進む。
写真を撮る気力もなくなるくらい進んで進んで進みまくると、、、
「二輪車はこの先通行止」の電光掲示板が。
つってもまだ40キロも先の話だしと油断したのが間違いだった。
今思えばここが地獄の始まりだったのだろう。
通行止エリアまで10kmくらいのところまで国道6号線を走らせてからいろいろ調べてみると…

なんと原発事故の影響で二輪車はここら一帯全く通ることができないのだ。

よってかなり迂回しないと行けなくなった。
そのルートがこちら。

標高500メートル!?
ま、まあ行けなくはないだろう。たかが知れている。
しかし、この判断が命取りだと気づくのはもっとあとになってからである。


とにかくずっと登りなのである。
今までの国道のように登って下りての繰り返しではなくずっと登り、、、
これだけでもかなりツライ。


だいぶ上のほうまで来たのがわかるだろう。
日が沈む前になんとか山を越えなければ!

不気味なトンネルを抜け

親知らず橋。この後何個も橋を通る。



木戸ダム。まだ景色を楽しむ余裕はあった。

しかしまだまだ上りは続く。
さすがにもう漕いで走る力は残ってないので押して登るしかない。

日もかなり傾いて来た。
ここで一番厄介だったのは歩くと虫が寄ってくるところである。
ブンブンとどんどん増えるアイツらはおそらくブヨの類だろう。たまにちくっと刺された。
その鬱陶しさと暑さと焦る気持ちがイライラを募らせる。
誰もいないのをいいことに何度発狂しただろうか(笑)
いや、本当に笑えない。

そして、夜。真っ暗。ライトの灯りがなければ死ぬんじゃないかと思うレベル。
これが県道249号??
とても車が通れるような広さじゃないぞ??
誰だよ、こんなとこに道作ったやつ。
いや、灯りがあっても普通に死ぬ危険はある。
こんな狭い上り坂で熊やイノシシと出くわしたら一巻の終わりだからだ。
そう考えると怖くて仕方ない。
こんなとこで死んでたまるか!という気持ちだけで前へ前へと進むが、なかなか進まない。
登っては下り、登っては下り、それを延々と繰り返す。


ようやく400mほど上り、右の写真の川内村付近まで出た。
まあ村と言っても少し開けた集落といった感じである。
そこをチャリでスイスイ下っているときに道端で何やら影が動いた。
そこからお互いがお互いを認識するまでに約1秒。
そいつの正体がイノシシだと気づいたときにはものの50mくらいまで接近してしまっていた。
僕はあまりの恐怖に叫ぶ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお〜〜〜〜!
その雄叫びをあげながらものすごいスピードでイノシシに近づく。
するとイノシシも恐ろしかったのだろう。ものすごいスピードで山を駆け上っていった。
もしあのスピードで突進されていたら軽く数十メートルは吹っ飛んだだろう。
そんなことを考えていたら肝が冷える。
あたりも集落といえども街灯はほとんどなく、それからしばらくは恐怖との戦いだった。
※電池もなく余裕もなかったので写真は全く撮ってない。テキストだけで想像してほしい。
そうこうしているうちにようやく明るい場所にでる。公園だ。


もう肉体的にも精神的にも疲れ果てていた僕はここで野宿することを考え、究極の選択を迫られる。
土管で寝るか、トイレで寝るか・・・
そうこうしているうちにちょうどウォーキング中のおじいちゃんに出会う。
意を決して「すいません、この辺に泊まれる場所ってありますか?」と聞いてみる。
おじ「この先4kmくらいのところに旅館があるよ」
僕「え、本当ですか?山道ではないですか?」
おじ「ううん、普通の道を4kmくらいだよ」
何たる僥倖!
おじいちゃんにお礼を言い、疲れた体にムチをうちもう一走りする。


4km先のビジネスホテル。
作業員が泊まるようなスペースかな?と思い、おじさんの助言がなければ危うく通り過ぎるところだった。

フラッシュを焚いているが、この看板は真っ暗で見えなかったのだ。
電池もなくマップも見れなかったので危ない危ない。
扉を開けて今日泊まれるか聞いてみる。
5000円で1泊朝食付き。もちろん他に選択肢はない。
今なら50,000円でもやすいと感じただろう。

途中のコンビニで買ったご飯を食し、就寝する。
今日の出来事で興奮してなかなか寝れなかったのはここだけの話だ。
to be continued…
ここから先は、写真で振り返る
当時のブログは、この4日目で更新が止まっている。
でも、スマホには5日目から先の写真がちゃんと残っていた。
なのでここからは、その写真を見返しながら、ゴールまでの道のりを振り返っていく。
5日目:雨の中、福島から宮城へ(149km)

まずは朝ごはん。昨日あれだけ山で消耗したので、しっかり食べておく。


川内村からは国道399号で川内高原を越え、田村市へ。

10時39分の時点で21.86km。まだまだ山の中だ。

カロリーメイトを補給。ハンガーノック対策は初日から変わらない。

「この先 長い下り坂」の看板。昨日の地獄の登りを思えば、下り坂はご褒美でしかない。

国道349号に入る。

川俣町の「川俣シャモ ぶっかけ親子丼」ののぼり。川俣シャモは川俣町の名物の地鶏だ。


そして午後、とうとう雨が降り出した。
雨雲レーダーをにらみながら、屋根の下でレインウェアを着込んで雨宿り。

阿武隈川を渡る。「太平洋まで 56km」の標識。

そしてついに「宮城県 丸森町」の標識!
福島県を抜けて、宮城県に入った。

霧で煙る渓谷。

19時3分の時点で114km。この日はまだ止まらない。
なぜなら、友人の家に泊めてもらう約束をしていたからだ。


夜になっても走り続け、ラーメン山岡家の前を通り、極楽湯へ。

21時23分、149km、2355kcal。仙台市のすぐ南まで来た。
1日で149km。ブログに書いた4日間のどの日よりも長い。
そのため、この日はもうこの度の中で最も疲れて、ヘロヘロになった。

カツカレーで体にガソリンを補給。
6日目:日本三景・松島へ

仙台を抜けて、日本三景の松島へ。

瑞巌寺の五大堂に渡る橋は、板の間にすき間がある。下の海が見えて、なかなかスリリングだ。

松島湾に浮かぶ島々。


昼は海鮮丼と牛たん。宮城に来たら、やっぱり牛たんは外せない。

と、ここでトラブル発生。
サンダルの底がベロッと剥がれてしまった。

テープでぐるぐる巻きにして、応急処置。
見た目はひどいが、走れればなんでもいい。
その後、割と近くにホームセンターがあったので、このサンダルとはおさらばする。
7日目:岩手県・花巻温泉へ

東北のドラッグストア「薬王堂」で補給。
なかなか宿が見つからなくて右往左往していたら、お姉さんが助けてくれた。



この日の宿は花巻温泉。和室でゆっくり休む。


まずはビール。そしてカツ丼。

ふと脛を見たら、でっかいアザができていた(汚い絵ですいませんw)
人間、限界まで肉体を酷使するとアザができるんだねえ。笑
その夜、読者さんからLINEで「結婚することが出来ました」という報告が届いた。

旅の途中の花巻の宿で、思わず「おおー!素晴らしい!」と返した。
こういう報告をもらうと、疲れも吹き飛びますね。

夜は青森までのルートを調べる。総距離303.4km、獲得標高2275m。
まだまだ先は長い。
8日目:国道4号を北へ。東京から600km

ホテルの朝ごはんを食べて出発。

道路沿いの牧場。牛がのんびりしている。


昼は「麺匠 たけいち」のラーメン。

国道4号の標識に「東京から 550 Km」。
初日に新宿まで42kmで褒めていた自分に教えてあげたい。

霧の山道。気温は19℃。茨城で35度にゾッとしていたのがウソのようだ。

そして「東京から 600 Km」。二戸まであと13km。

その夜は寿司とビール。
青森県に入り、太平洋沿いを北上(98.7km)

朝ごはんを食べて出発。

太平洋沿いには、風力発電の風車が並ぶ。

途中で見つけた、ガンダムの像が並ぶ床屋さん。窓には「ガンダム カット」の文字。思わず自転車を止めた。

松林と砂浜。

六ヶ所村に立つ青い大型クレーン

この日は9時31分から16時27分で98.7km。



宿に着いて、湖を眺めて、夕食の定食。
このあたりまで来るともう夏でもかなり涼しい。
本州最北端・大間崎へ(94.3km)

国道279号の標識に「大間崎 本州最北端」の文字。


着いた。「こゝ本州最北端の地」。
東京から自転車で、本州のいちばん北まで来た。


「まぐろ一本釣の町 おおま」。そう、大間のマグロの大間だ。

沖の小島には灯台。この海の向こうが北海道だ。

この日は9時34分から16時45分で94.3km。

大間崎の夕日。


宿の夕食は、ホタテの貝焼きと刺身、そしてもちろんマグロ。
フェリーで津軽海峡を渡り、北海道へ


大間からフェリーに乗って、津軽海峡を渡る。

甲板からの海。いよいよ北海道だ。
北海道1日目:函館から噴火湾沿いを北へ(117.7km)


北海道の海沿いの道。
やっぱり北海道は道が広い。
今度は飛行機にチャリを積んで、北海道をぐるっと廻るのもいいなと思うくらいに涼しいし、気候も良く走りやすい。

昼はカレー色のスープのラーメン。

函館側から噴火湾に沿って北上し、8時43分から17時13分で117.7km。


宿の夕食と、次の日の朝ごはん。
北海道2日目:日本海側から小樽方面へ(112.2km)


羊蹄山を横目に、日本海側から石狩湾へ。9時6分から16時11分で112.2km。
そして小樽

小樽のレトロな街並み。


メロンにソフトクリームが乗った、北海道らしいスイーツ。
ちなみに僕はメロンが大好物です。笑


小樽といえば寿司。海鮮丼はウニ、イクラ、ホタテ、サーモン。
そして、札幌ゴール!

ついに札幌!
東京から自転車で、本当に北海道まで来てしまった。

札幌に来たら、まずは味噌ラーメン。


現地の友人と、北海道の海の幸で乾杯。


最後は、昔からお世話になっているオジサマにゴールを祝ってもらった。
デザートのお皿には「札幌ゴールインおめでとう」の文字。
高校時代に『ハチミツとクローバー』を読んで、「いつかチャリで北海道まで行きたい」と思っていた。
その「いつか」を、まさか本当に叶えられる日が来るとは。
何事も「やりたい」という気持ちを持ち続ければ、叶う日が来るのだ。
旅を終えて
3日目の日記の最後に、人生も坂道と同じで、登ったり下ったりを繰り返しながら前に進むしかない、と書いた。
上りだろうが、下りだろうが、ペダルをひと漕ぎすれば、ひと漕ぎぶんだけ前に進む。
立ち止まっても良い。
たまには後ろを振り返ったって良い。
でも、漕いで、漕いで、漕いで、前に進むしかない。
そうこうしているうちに、気づけば思ったより遠くまで来ている。
それは自転車も人生も変わらない。
東京から札幌まで、その「ひと漕ぎ」を積み重ねた、とても思い出に残る良い旅だった。
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編集長APPLIからのメッセージ
かつて僕は女性に「キモい」と言われ、初彼女とは半年も付き合ってキスすらできずに振られました。
あまりにショックで1ヶ月ほど寝込みましたが、「このままじゃマズイ」と一念発起。
最大の苦手科目である恋愛を攻略するべく様々な女性の生態調査を続けてきました。
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